62 歳の男性。右下肢の痛みを主訴に来院した。現病歴:半年前から散歩の際に右下肢の疲れやすさを自覚していた。か月前から 15 分程度の平地歩行で右下肢の痛みが出現するようになった。しばらく立ち止まっていると痛みが軽快して再び歩くことができた。様子をみていたが同様の症状が続くため受診した。
60歳の男性。左下腿痛を主訴に来院した。2日前から誘因なく左下腿痛が出現した。昨日から悪寒と戦慄が出現したため受診した。既往に左下腿骨骨折があり、糖尿病による慢性腎不全で5年前から透析を受けている。体温38.5℃。脈拍84/分、整。血圧130/70mmHg。左下腿に発赤、熱感および腫脹があり、軟部組織に握雪感を認める。赤沈70 mm/1時間。血液所見:赤血球294万、Hb…
67 歳の男性。歩行時の両下肢痛を主訴に来院した。15 年前から高血圧症と脂質異常症とで内服治療中である。最近、10 分程度の歩行で両下肢痛が出現するようになった。安静にしていると軽快するという。体温 36.5 ℃。脈拍 64/分、整。右上腕血圧 134/72 mmHg、足関節上腕血圧比は右 0.67、左 0.50(基準 0.9…
20歳の男性。発熱と右下肢の発赤、疼痛および腫脹とを主訴に来院した。 現病歴:4日前、屋外でバスケットボールの練習中に転倒し右下腿を打撲した。次第に打撲した部位の発赤、疼痛および腫脹が出現して急速に拡がり、発熱も出現したため救急外来を受診した。