75 歳の男性。呼吸困難と起坐呼吸とを主訴に来院した。3年前から高血圧症、弁膜症および脂質異常症で自宅近くの医療機関を定期受診していた。1間前から咽頭痛および発熱の症状があり、その後、階段昇降時に息切れを自覚し、徐々に起坐呼吸の状態となった。

意識は清明。体温 37.2 ℃。脈拍 100/分、整。血圧 138/86 mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 88 %(room air)。頸静脈の怒張と両下の浮腫とを認める。胸部の聴診でⅢ音とⅣ音とを聴取し、心尖部を最強点とするⅣ/Ⅵの全収縮期雑音を聴取する。呼吸音は両側の下胸部に coarse crackles を聴取する。四肢末梢に冷感を認めない。心電図は洞性頻脈を認めるが、有意な ST-T 変化を認めない。胸部エックス線写真を別に示す。酸素投与を開始し、静脈路の確保と心電図モニターの装着とを行った。

硝酸薬とともに投与すべきなのはどれか。

a. 鎮静薬

b. 利尿薬

c. β 遮断薬

d. α 遮断薬

e. 経口強心薬

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