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第107回 午前問題 94-96問目 - 107AM094-096
Aさん(79歳、女性)。自宅の玄関で転倒し、救急外来で第12胸椎の圧迫骨折と診断され、安静目的で入院した。既往歴:5年前に大腿骨骨折。現病歴 :2年前に Alzheimer<アルツハイマー>病を発症。記憶障害があるが、失認、観念運動失行および失語はなし。生活歴:要介護1。同じ敷地内に住む長男夫婦は仕事をしている。ADL は自立。【みご(3.5)もったらね、ふろ(6)うぜ!】ネフローゼ症候群診断のための必須条件
①尿蛋白:3.5[g/日]漏れたら ②血清総蛋白量:6.0[g/dℓ]以下(もしくは、血清Alb3.0[g/dℓ]以下) ※必須条件ではないが、浮腫&高脂血症も重要な所見。第110回 B問題 9-10問目 - 110B009-010
28歳の男性。上顎右側中切歯の審美不良を主訴として来院した。5年前に転倒 して1⏌を強打し切縁部を破折したがそのままにしていたという。1⏌に動揺はな く、咬合状態は良好である。歯冠破折部のコンポジットレジン修復と漂白処置を行 うこととした。初診時の口腔内写真とエックス線写真を別に示す。【わしゃ、加藤猿正(かとうさるまさ)】 前腕における神経麻痺
わしゃ…鷲手ー尺骨神経麻痺 加藤…下垂手ー撓骨神経麻痺 猿正…猿手ー正中神経麻痺【IgG-MADE(アイジージーメイド)】抗体の覚え方
IgG - 最も多い。抗体の70%を占める。いろいろ働く。 IgM - 抗体の10%程。5量体。 IgA - 抗体の10%程。粘膜系にいる。2量体になる。 IgD - 謎 IgE - アレルギーに関与【血管 on to shock at 運動】麻酔が効きやすい神経の順番。
血管…自律神経 on…温度覚 to…痛覚 shock…触覚 at…圧覚 運動…運動神経 ※麻酔薬は細い神経、無髄神経に早く効く。第110回 B問題 13-14問目 - 110B013-014
53歳の男性。上顎左側臼歯部の腫脹と出血を主訴として来院した。6年前に同部の加療を受け、メインテナンス期間中は良好に経過していたが、2か月前からブラッシング時の出血を自覚しているという。プロービング前後の口腔内写真とエックス線写真を別に示す。【早産の夫婦(22)の心は寒(36)い】【みな(37)良い(41)正産期】
早産は22週0日~36週6日の出産 正産期は37週0日~41週6日の出産
50歳の女性。全身の皮下出血と鼻出血とを主訴に来院した。特に誘引なく右肩の紫斑が出現した。その後大腿や下腿にも紫斑が出現し、今朝から鼻出血が止まらないため受診した。5年前に乳癌に対して手術と抗癌化学療法とを受けた。血液所見:赤血球278万、Hb8.8g/dL、Ht25%、白血球700、血小板5.1万、PT-INR1.2(基準0.9〜1.1)、APTT30.6秒(基準対照32.2)、血漿フィブリノゲン74mg/dL(基準200〜400)、血清FDP110μg/mL(基準10以下)、Dダイマー9.6μg/mL(基準1.0 以下)。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を示す。
この患者に対する治療薬として適切なのはどれか。
52歳の男性。墜落外傷で尿道からの出血が止まらないため救急車で搬入された。自宅の庭木の手入れ中に誤ってはしごから墜落した。殿部の痛みのため歩けず、尿道からの出血が止まらないため救急車を要請した。意識は清明。体温36.0℃。脈拍110/分、整。血圧90/58mmHg。呼吸数20/分、整。SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。頭頸部と胸腹部とに変形、外傷、皮下血腫および圧痛を認めない。四肢に擦過創を認める。殿部の腫脹と疼痛とを認める。外尿道口から持続的な出血を認める。ポータブルエックス線写真で骨盤骨折を認める。呼吸と循環の補助を開始するとともに、尿量測定のため尿道カテーテル留置を検討することとなった。 挿入する前に行うべきなのはどれか。
2歳の女児。4日前から続く微熱のため母親に連れられて来院した。既往歴に特記すべきことはない。在胎 39 週、出生体重 2,602 g で出生した。身長 82 cm、体重 9.3 kg。体温 37.8 ℃。脈拍 112/分、整。血圧 88/48 mmHg。呼吸数 24/分。 SpO2 98 %(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。左上腹部に表面平滑で境界明瞭、可動性のない径8cmの腫瘤を触知するが圧痛はない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)、沈渣に白血球を認めない。血液所見:赤血球 428 万、Hb 11.1 g/dL、Ht 34 %、白血球 12,600、血小板 58 万。血液生化学所見:総蛋白 7.6 g/dL、総ビリルビン 0.2 mg/dL、AST 35 U/L、ALT9U/L、LD 589 U/L(基準 334〜742)、尿素窒素 7 mg/dL、クレアチニン 0.2 mg/dL、尿酸 2.7 mg/dL、Na 141 mEq/L、K3.9 mEq/L、Cl 104 mEq/L。免疫血清学所見:CRP 3.4 mg/dL、 NSE 169 ng/mL(基準 10 以下)、α-フェトプロテイン(AFP)2.5 ng/mL(基準 10 以 下)、尿中バニリルマンデル酸(VMA)96 μg/mgCr(基準 6〜11)。腹部単純CTと胸腹部造影CTとを示す。 最も考えられるのはどれか。
76歳の男性。背部痛と右上下肢の脱力とを主訴に来院した。今朝、午前7時ころ突然の背部から左頸部へ移動する痛みを自覚した。その後、徐々に疼痛が緩和してきたため、消炎鎮痛薬の貼付剤で様子をみていた。10分程して右上肢の脱力も出現した。ソファで休もうとしたところ、右下肢にも脱力があることに気付いた。横になって約30分でいずれの症状も改善したが、心配した家族とともに午前10時に受診した。高血圧症と糖尿病で内服治療中である。意識は清明。身長172cm、体重68kg。体温36.5℃。脈拍88/分、整。右上肢血圧136/70mmHg、左上肢血圧110/62mmHg。呼吸数18/分。SpO2 98%(room air)。神経学的所見に異常を認めない。
最も考えられるのはどれか。
【ニコルスキー現象→ニ[こする]キー現象】ニコルスキー現象とは
正常に見える皮膚を[こする]と水泡を生じる現象。 ・天疱瘡 ・TEN(中毒性表皮壊死症) ・SSSS(ブドウ球菌性皮膚剥奪症候群) ・表皮水泡症 にてみられる。
38歳の男性。全身の筋肉痛と倦怠感とを主訴に来院した。生来健康だったが、半年ほど前に脂質異常症であることが判明し、自宅近くの診療所で内服治療を行っていた。3か月前から治験に参加し、治験担当医でもあるかかりつけ医から治験薬を投与されていた。3日前から全身に軽度の筋肉痛があり倦怠感が出てきたため、夕食後に総合病院の救急外来を受診した。血液生化学所見:CK 400IU/L(基準30~140)、尿素窒素20mg/dL、クレアチニン1.2mg/dL。治験担当医に連絡をしようとしているときに、患者から「今日の夕食後の治験薬をまだ飲んでいないがどうすれば良いか」と質問された。
救急外来の医師の対応として適切なのはどれか。
92歳の男性。要介護5。腰椎圧迫骨折で3年前からベッド上での生活が主となり家族の要請で訪問診療を開始した。過去1年間に誤嚥性肺炎で2度入院した。最近3か月は食事の摂取が困難で著しい衰弱状態となっていた。さらに唾液の誤嚥による発熱を繰り返すため、注射での抗菌薬投与が在宅で随時実施されていた。訪問診療の担当医から家族に対しては、「衰弱が著しく脱水症もしくは肺炎などで突然命を落とす可能性が高い」と伝えられていた。担当医の最後の診察は昨日であった。本日午前6時に家族が患者を起こそうとして、患者の呼吸が止まっていることに気付き、すぐに担当医に連絡した。30分後に担当医が到着し診察した時点では、異状死体の所見を認めず、死後数時間が経過していると考えられた。
必要な対応はどれか。
54歳の女性。持続する腰痛、胸郭変形および諸検査の異常のため来院した。2年前から腰痛があり、自宅近くの整形外科医院で非ステロイド性抗炎症薬を処方さ れていたが痛みは持続し、半年前から胸郭が変形し身長が12cm低くなった。最近、腰痛が増悪し、歯の痛みや全身のしびれ感も出現したために、血液検査とエックス線撮影が施行されたところ、骨折線を伴う著明な骨変形を含む多数の異常を指摘され紹介されて受診した。身長138cm、体重40 kg。体温36.5 ℃。脈拍84/分、整。血圧150/96mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内は湿潤しており、う歯を多数認める。表在リンパ節に腫大を認めない。胸郭は変形と陥凹が著明である。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。脳神経に異常を認めない。上肢の筋力は正常だが、体幹と下肢の筋力は痛みのために低下している。腱反射は下肢で減弱している。血液所見:赤血球412万、Hb13.5g/dL、白血球5,800、血小板22万。血液生化学所見:総蛋白7.4g/dL、アルブミン4.5g/dL、総ビリルビン0.7mg/dL、AST21U/L、ALT15U/L、ALP1,725U/L(基準115〜359)、γ-GTP10U/L(基準8〜50)、尿素窒素14mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、Na144mEq/L、K4.7mEq/L、Cl109mEq/L、Ca8.7mg/dL、P0.9mg/dL。CRP0.1mg/dL。考えられるのはどれか。
【HITUJ(ヒツジ)】 キュブラー・ロスによる死の受容への5段階
H…否認 I…怒り T…取引 U…(抑)うつ J…受容
72歳の女性。動悸を主訴に来院した。5年前に大動脈弁狭窄症に対して機械弁による大動脈弁置換術を受けており、定期的に受診し、ワルファリンを内服している。これまでの受診時の心電図検査では洞調律であったが、来院時の心電図は心拍数 104/分の心房細動であった。意識 は清明。脈拍 96/分、不整。血圧 120/76 mmHg。眼瞼結膜に貧血を認めない。頸部血管雑音を認めない。呼吸音に異常を認めない。神経学的所見に異常を認めない。血液所見:赤血球 468 万、Hb 13.7 g/dL、白血球 7,300、血小板 18 万、PT-INR 2.3(基準 0.9〜1.1)。この患者への対応として適切なのはどれか。
56 歳の男性。健康診断で高血圧を指摘されて来院した。これまでの健康診断では異常を指摘されたことはなかった。喫煙は 15 本/日を 35 年間。初診時の血圧は162/102 mmHg。精密検査の結果、本態性高血圧症と診断された。担当医は患者に選択できる治療法とそれぞれの利益と不利益とについて説明した後、降圧薬による治療が望ましいと説明した。患者は担当医の説明を十分に理解したようであったが、「先生の言われたことは理解できましたし、薬による治療が必要であることについてもよく分かりました。しかし、現時点で薬を飲むことには抵抗があり、今すぐ決めることは難しいです」と述べた。医師は「そうですか、決めるのは難しいのですね」と患者の考えを受けとめた。それに続く医師の言葉として最も適切なのはどれか。
69歳の男性。歩行困難を主訴に来院した。1か月前から歩行が不安定となり、 徐々に悪化してきたため受診した。9年前に胃癌で胃全摘術を受けた。意識は清明。身長155cm、体重44kg。体温36.1℃。脈拍60/分、整。血圧106/58mmHg。呼吸数18/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、 肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球250万、Hb9.4g/dL、Ht28%、白血球4,400、血小板8.7万。血液生化学所見:総蛋白7.2g/dL、アルブミン4.4g/dL、 総ビリルビン1.5mg/dL、AST25U/L、ALT20U/L、LD332U/L (基準176〜353)、γ-GTP13 U/L(基準8〜50)、CK48U/L(基準30〜140)、尿素窒素23mg/dL、クレアチニン0.7mg/dL、尿酸5.1mg/dL、血糖103mg/dL、総コレステロール170 mg/dL、トリグリセリド72mg/dL、Na138mEq/L、K5.0mEq/L、Cl101mEq/L、ビタミンB12 75 pg/mL (基準250〜950)、CEA2.0ng/mL(基準 5.0以下)、CA19-9 2.3U/mL (基準37以下)。CRP0.1mg/dL。頸椎MRIのT2強調像を示す。この患者で予想される症状はどれか。
75 歳の男性。呼吸困難と起坐呼吸とを主訴に来院した。3年前から高血圧症、弁膜症および脂質異常症で自宅近くの医療機関を定期受診していた。1間前から咽頭痛および発熱の症状があり、その後、階段昇降時に息切れを自覚し、徐々に起坐呼吸の状態となった。意識は清明。体温 37.2 ℃。脈拍 100/分、整。血圧 138/86 mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 88 %8room air:。頸静脈の怒張と両下の浮腫とを認める。胸部の聴診でⅢ音とⅣ音とを聴取し、心尖部を最強点とするⅣ/Ⅵの全収縮期雑音を聴取する。呼吸音は両側の下胸部に coarse crackles を聴取する。四肢末ªに冷感を認めない。心電図は洞性頻脈を認めるが、有意な ST-T 変化を認めない。胸部エックス線写真を別に示す。酸素投与を開始し、静脈路の確保と心電図モニターの装着とを行った。硝酸薬とともに投与すべきなのはどれか。
33歳の男性。右の下腹部から側腹部にかけての激しい痛みを主訴に来院した。2日前、仕事中に右背部に軽度の痛みが出現したが、約 30 分で軽快した。本日午前7時ごろ、右の下腹部から側腹部にかけての激しい痛みが突然出現したため受診した。来院の途中に嘔吐があった。意 識は清明。体温 36.4 ℃。血圧 118/74 mmHg。顔色は蒼白で冷汗を認める。腹部は平坦で、圧痛を認めない。右の肋骨脊柱角に叩打痛を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血3+、沈渣に赤血球 100 以上/1視野、正八面体の結晶を認める。血液所見:赤血球 458 万、Hb 14.0 g/dL、Ht 45 %、白血球 9,300、血小板 21 万。血液生化学所見:総蛋白 7.2 g/dL、アルブミン 3.7 g/dL、総ビリルビン 0.9 mg/dL、直接ビリルビン 0.2 mg/dL、 AST 35 U/L、ALT 32 U/L、LD 179 U/L(基準 176〜353)、尿素窒素 22 mg/dL、クレアチニン 1.2 mg/dL、尿酸 6.9 mg/dL、血糖 98 mg/dL、Na 132 mEq/L、K 4.3 mEq/L、Cl 97 mEq/L、Ca 9.1 mg/dL。非ステロイド性抗炎症薬が投与され痛は軽減した。その後に撮影した腹部CT A、Bを示す。この患者に対する説明で正しいのはどれか。
61歳の男性。自営業。旅客機内で耐え難い全身倦怠感を訴えた。2週間の仕事を終えて東アジアのある国から帰国するところである。たまたま同乗していた医師が機内アナウンスに呼応した。男性が現地の医療機関を昨日受診した際に渡された紹介状の一部を示す。 The patient is a 61-year-old man with a complaint of general malaise. Distended abdomen has been developed in these two days. He has a long history of drinking. However, he has never been treatedon alcoholic problems. On physical examination, his consciousness was clear. He had no fever. Icterus on his conjunctiva, several vascular spiders in his anterior chest and bilateral pretibial edema were observed. Moderate amount of ascites was detected by ultrasonography. Therefore, I strongly recommended him to consult aphysician in his home country as soon as possible. 機内での現症:体温36.5 ℃。脈拍88/分、整。呼吸数12/分。腹部に圧痛を認めない。 この情報から最も疑うべき疾患はどれか。
53歳の男性。健診で白血球増多を指摘され来院した。体温 36.5 ℃。脈拍 84/分、整。血圧 136/76 mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。左季肋下に脾臓を3cm触知する。表在リンパ節は触知しない。血液所見:赤血球 430 万、Hb 12.8 g/dL、Ht 42 %、白血球 54,000(骨髄芽球 1 %、前骨髄球 2 %、骨髄球 5 %、後骨髄球 7 %、桿状核好中球 5 %、分葉核好中球 60 %、好酸球 8 %、好塩基球 7 %、リンパ球 5 %)、血小板 35 万。血清ビタミン B12 8,600 pg/mL(基準 250〜950)。骨髄血塗抹 May-Giemsa 染色標本及び Giemsa 染色による骨髄細胞染色体解析(矢印は異常を示す)を示す。治療薬として適切なのはどれか。
65歳の女性。健忘を主訴に家族に連れられて来院した。3か月前から家に引きこもりがちになり、倦怠感と不安とを訴えて外出しようとしなくなった。2週前からぼんやりして物忘れが目立つようになり、動作も緩慢になった。昨夜、誰もいないのに誰かを激しく叱っているところを家族が目撃した。意識レベルはJCSⅠ- 1。活動性の低下を認める。身長154cm、体重67kg。体温35.4 ℃。脈拍52/分、整。血圧94/48mmHg。呼吸数12/分。顔面と両側の下腿とに浮腫を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは18点(30点満点)、Mini-Mental State Examination(MMSE)は20点(30点満点)である。四肢の近位部に徒手筋力テストでの筋力低下を認め、下腿四頭筋を叩打すると筋腹の膨隆が生じる。腱反射は打腱後の筋弛緩遅延を認め、Babinski徴候は陰性である。
原因として最も考えられるのはどれか。
65 歳の男性。ふらつきを主訴に来院した。2週間前から疲れやすさと後頭部痛とを自覚していた。2日前からふらつきも出現したため受診した。意識は清明。身長 156 cm、体重 63 kg。体温 36.8 ℃。脈拍 64/分、整。血圧 172/94 mmHg。SpO2 98 %(room air)。胸部の聴診でⅢ音とⅣ音とを聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、血管雑音を聴取しない。下肢に浮腫を認めない。血液所見:赤血球 415 万、Hb 13.0 g/dL、白血球 8,000、血小板 19 万。血液生化学所見:血糖 102 mg/dL、Na 140 mEq/L、K 2.8 mEq/L、Cl 98 mEq/L、Ca 8.4 mg/dL、P 4.2 mg/dL。安静臥位での血漿レニン活性<PRA>0.1 ng 未満/mL/時間(基準 1.2〜2.5)、アルドステロン 4ng/dL(基準5〜10)。改めて確認すべき情報はどれか。
80歳の女性。右利き。突然、会話ができなくなったため、家族に連れられて来院した。本日午前8時、朝食中に突然話している言葉が異常になり、内容を家族が理解できなくなった。問いかけには返答せず、しきりに何かを訴えていたという。手足の動きはいつもと変わりなく、歩くことも可能であったが、言葉が改善しないため受診した。意識は清明。身長150cm、体重41kg。体温36.7℃。脈拍104/分、不整。血圧 164/88 mmHg。何かを話しかけてくるが、造語のため理解できない。開口や上肢挙上などの簡単な指示に従わない。顔面は左右対称で舌に麻痺はなく、発語時に表情筋の左右差はない。四肢に麻痺はなく、勝手に起き上がろうとする。腱反射は正常、Babinski徴候は陰性である。感覚系と小脳系とに異常を認めない。胸部エックス線写真で心胸郭比58 %。心電図で心房細動を認める。頭部MRIの拡散強調像を別に示す。この患者で他に予想される所見はどれか。
79歳の女性。人間ドックの腹部超音波検査で脂肪肝と肝の占拠性病変とを指摘されたため来院した。飲酒歴はない。意識は清明。身長 152 cm、体重 65 kg。体温36.2 ℃。脈拍 64/分、整。血圧 120/60 mmHg。眼球結膜に黄染を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 479 万、Hb 14.1 g/dL、Ht 42 %、白血球 5,400、血小板 12 万、PT-INR1.2(基準 0.9〜1.1)。血液生化学所見:総蛋白 7.5 g/dL、アルブミン 4.3 g/dL、総ビリルビン 0.6 mg/dL、直接ビリルビン 0.2 mg/dL、AST 61 U/L、ALT 69 U/L、LD 171 U/L (基準 176〜353)、ALP 271 U/L (基準 115〜359)、γ-GTP 121 U/L (基準8〜50)、尿素窒素 12 mg/dL、クレアチニン 0.6 mg/dL、総コレステロール261 mg/dL、トリグリセリド 190 mg/dL、HDL コレステロール 37 mg/dL、Na138 mEq/L、K 4.4 mEq/L、Cl 97 mEq/L。CRP 0.1 mg/dL。胸部エックス線写真で異常を認めない。EOB 造影 MRIを別に示す。考えられるのはどれか。
62歳の女性。失見当のため来院した。7日前から歯痛があり食欲不振となり、3日前から頭痛が出現した。今朝、自宅にいるのにコンビニの中と勘違いし、携帯電話をまんじゅうと思いかじりついたため、心配した家族に伴われて受診した。意識レベルはJCSⅠ-3。身長156cm、体重45kg。体温38.2 ℃。脈拍76/分、整。血圧108/60mmHg。呼吸数18/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。場所と時間の見当識障害がある。言語理解と物品呼称が障害されている。項部硬直を軽度に認める。脳神経、運動系および感覚系の異常を認めない。手に持ったものは何でも口に入れようとする。血液所見:赤血球410万、Hb13.1g/dL、Ht40%、白血球6,600、血小板31万。血糖96mg/dL。CRP0.2mg/dL。脳脊髄液所見:初圧230mmH2O(基準70~170)、外観は無色透明、細胞数74/mm3(基準0~2)(単核球96%、多形核球 4%)、蛋白62 mg/dL(基準15~45)、糖60mg/dL(基準50~75)。頭部MRIの拡散強調冠状断像を別に示す。 原因として考えられる病原体はどれか。
38歳の男性。発熱と陰囊痛とを主訴に来院した。5日前から39℃台の発熱、悪寒、頭痛および耳前部の痛みを自覚していた。2日前から発熱と痛みは軽快していた。本日朝から左陰囊の腫大と疼痛、下腹部痛および悪心を自覚している。2週間前に6歳の息子が流行性耳下腺炎と診断されていた。流行性耳下腺炎のワクチン接種歴はない。その他の既往歴に特記すべきことはない。身長172cm、体重68kg。体温36.8℃。脈拍76/分、整。血圧134/80mmHg。呼吸数16/分。頸部リンパ節は触知しないが両側顎下部に軽度の圧痛を認める。左陰囊に軽度発赤を認める。左精巣は腫大し強い自発痛を認める。診断として考えられるのはどれか。
71歳の女性。発熱と下腿浮腫とを主訴に来院した。65歳時から2型糖尿病のため自宅近くの医療機関に通院中である。これまで網膜症は指摘されていない。1か月前から37℃台の微熱があり、両側の下腿浮腫を自覚するようになった。かかりつけ医で血尿と蛋白尿とを指摘され、精査のために紹介されて受診した。体温37.6℃。脈拍92/分、整。血圧146/88mmHg。呼吸数16/分。SpO2 98% (room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。両側の下腿に浮腫と網状皮斑とを認める。左下腿の温痛覚の低下を認める。尿所見:蛋白3+、潜血3+、沈渣に赤血球50〜100/1視野、白血球10〜20/1視野、赤血球円柱を認める。血液所見:赤血球324万、Hb10.0 g/dL、Ht31%、白血球10,300(桿状核好中球20 %、分葉核好中球52%、好酸球1%、好塩基球1%、単球3%、リンパ球22%)、血小板22万。 血液生化学所見:総蛋白6.0g/dL、アルブミン2.3 g/dL、尿素窒素40mg/dL、クレアチニン2.5mg/dL、血糖98mg/dL、HbA1c5.8%(基準4.6〜6.2)、Na138mEq/L、K5.0mEq/L、Cl100mEq/L。免疫血清学所見:CRP6.5mg/dL、リウマトイド因子gRFi陰性、抗核抗体陰性、MPO-ANCA84U/mL(基準3.5未満)、 PR3-ANCA3.5U/mL未満(基準3.5未満)。胸部エックス線写真で異常を認めない。腎生検のPAS染色標本を示す。この患者でまず行うべき治療はどれか。
67歳の女性。根治的右腎摘除術後の治療効果の確認のために来院した。1年前に長径 11 cm 大の右腎細胞癌と多発肺転移に対して、根治的右腎摘除術を受けており、術直後から肺転移巣に対してインターフェロン α の自己投与を週3回施行している。インターフェロン導入 11 か月後の治療効果の確認のため受診した。現在、他の疾患は認めていない。体温 36.2 ℃。血圧 132/84 mmHg。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に赤血球1〜5/1視野、白血球1〜5/1視野。血液所見:赤血 球 420 万、Hb 12.8 g/dL、Ht 41 %、白血球 3,900、血小板 17 万。血液生化学所見:総蛋白 7.0 g/dL、アルブミン 3.8 g/dL、総ビリルビン 1.1 mg/dL、AST 34 U/L、ALT 36 U/L、LD 176 U/L(基準 176〜353)、γ-GTP 38 U/L(基準8〜50)、 尿素窒素 20 mg/dL、クレアチニ ン 1.0 mg/dL、尿酸 7.1 mg/dL、血糖 96 mg/dL、Na 137 mEq/L、K3.9 mEq/L、Cl 104 mEq/L。CRP 0.1 mg/dL。心電図に異常を認めない。11 か月前と今回の胸部CTを示す。今後の治療として適切なのはどれか。
63歳の男性。前胸部痛を主訴に来院した。1か月前から、1週間に1回程度の頻度で200m程度の歩行時に前胸部痛が出現するようになった。今朝から、軽労作で2分程度の発作を繰り返すようになったため心配になって受診した。高血圧症と糖尿病の既往があり治療中であった。身長164cm、体重80kg。体温36.8℃。脈拍72/分、整。血圧166/92mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球472万、Hb 13.2g/dL、Ht 40%、白血球7,800、血小板16万。血液生化学所見:総蛋白6.9g/dL、AST 32IU/L、ALT 34IU/L、LD 210IU/L (基準176~353)、CK 122IU/L(基準30~140)、尿素窒素23mg/dL、クレアチニン0.9mg/dL、空腹時血糖130mg/dL、HbA1c 7.2%(基準4.6~6.2)、トリグリセリド190mg/dL、HDLコレステロール25mg/dL、LDLコレステロール148mg/dL、Na 136mEq/L、K 3.8mEq/L、Cl 100mEq/L、トロポニンT陰性。胸部エックス線写真で異常を認めない。心電図を施行するため検査室に移動したところ、胸部症状が出現した。その時の心電図を別に示す。直ちに硝酸薬の舌下投与を行い、2分程度で症状は改善した。改めて施行された心電図を別に示す。急性冠動脈症候群の診断で緊急入院となり、冠動脈造影を施行された。冠動脈造影像を別に示す。
この患者への対応として適切なのはどれか。
75歳の男性。発熱を主訴に来院した。糖尿病腎症による腎不全のため10年前から血液透析療法を受けている。1か月前、内シャントが閉塞し透析を行うためカテーテルを2週間留置した。2週前から食欲不振と微熱が出現し、昨日、血液透析後から悪寒と戦慄とを伴う38℃台の発熱が出てきたため救急外来を受診した。脈拍100/分、不整。血圧100/60 mmHg。今までに認められなかった心尖部を最強点とするⅢ/Ⅵの収縮期雑音を聴取する。血液所見:赤血球320万、Hb 9.0g/dL、Ht28%、白血球10,500、血小板9.8万。血液生化学所見:AST 34IU/L、ALT 9IU/L、LD 231IU/L (基準176~353)、尿素窒素35mg/dL、クレアチニン5.0mg/dL。CRP 14mg/dL。血液培養の検体を提出した。 次に行う検査はどれか。
61歳の男性。意識障害のため家族に連れられて来院した。昨日、物が二重に見えると家族に話していたという。今日になり、歩行がふらつき、意識もおかしいと家族が気付き受診した。頭部外傷の既往はない。飲酒は日本酒3合/日を40年間。意識レベルはJCSⅠ-3。血圧130/80mmHg。眼瞼結膜は軽度貧血様である。眼球運動は左方視にて右眼球の内転が不良で眼振もみられた。歩行不能である。血液所見:赤血球245万、Hb. 9.6g/dL、Ht 29%、MCV 125.7fL、MCH 41.7pg、MCHC 33.2g/dL、白血球3,500、血小板14万。血液生化学所見:総蛋白6.0g/dL、アルブミン3.3g/dL、AST 47IU/L、ALT 17IU/L、LD 270IU/L(基準176~353)、γ-GTP 102IU/L(基準8~50)、クレアチニン0.7mg/dL、血糖90mg/dL、Na140mEq/L、K 4.3mEq/L、Cl 104mEq/L。CRP 0.1mg/dL。
診断のために再度確認すべきなのはどれか。
78 歳の男性。呼吸困難を主訴に夜間救急外来を受診した。呼吸困難のために病歴は十分に得ることができない。家族の話によると、5年前から自宅近くの診療所で在宅酸素療法が導入されており、1L/分の酸素を吸入している。来院時は、酸素ボンベを持参している。意識は清明。体温 36.8 ℃。脈拍 96/分、整。血圧 130/80 mmHg。呼吸数 20/分。体格はやせ型。吸気時に肥大した胸鎖乳突筋が特に目立ち、口すぼめ呼吸をし、喘鳴が著明である。動脈血ガス分析(鼻カニューラ 1L/分 酸素投与下):pH 7.35、PaCO2 55 Torr、PaO2 60 Torr、HCO3- 30 mEq/L。酸素療法による適切な初期対応はどれか。
32歳の女性。咳嗽と夜間の呼吸困難とを主訴に来院した。3か月前から夜間主体の咳嗽が出現し、夜間の呼吸困難も伴うようになったため、昼間に来院した。冷気の吸入や線香の煙によっても咳が誘発される。喫煙歴はない。意識は清明。体温36.5℃。脈拍76/分、整。血圧116/68mmHg。呼吸数14/分。SpO2 97%(room air)。心音に異常を認めない。呼吸音は呼気終末にwheezesを聴取する。血液所見:赤血球395万、Hb. 13.6g/dL、Ht 42%、白血球4,800(好中球63%、好酸球15%、単球5%、リンパ球16%)、血小板18万。IgE 280IU/mL(基準250未満)。CRP 0.1mg/dL。胸部エックス線写真で異常を認めない。
最も考えられる疾患はどれか。
70 歳の男性。息苦しさを主訴に来院した。1か月前から農作業の途中で息切れを自覚するようになり、1週間前から就寝中に息苦しさで目が覚め、しばらく座っていると呼吸が楽になることが何度かあった。2日前から就寝中の息苦しさが増悪するため受診した。意識は清明。体温 36.5 ℃。脈拍 88/分、整。血圧 112/90 mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 94 %(room air)。頸静脈の怒張を認めない。胸部の聴診でⅡ音の奇異性分裂、Ⅲ音およびⅣ音を認め、胸骨右縁第2肋間を最強点とするⅣ/Ⅵの収縮期駆出性雑音を聴取し、頸部への放散を認める。両側の下胸部に吸気時の coarse crackles を聴取する。下腿に軽度の浮腫を認める。この患者で予想される所見はどれか。
25歳の男性。歩行障害を主訴に来院した。13歳ごろから、重いカバンを持ったときやタオルを強く絞ったときに手を離しにくいことに気付いていたが、運動は問題なくできていた。20歳ごろからペットボトルのふたを開けにくいと感じるようになった。半年前から歩き方がおかしいと周囲から指摘されるようになったため受診した。父方の従兄弟に同様の症状を示す者がいる。意識は清明。身長172cm、 体重62kg。体温36.2℃。脈拍92/分、整。血圧112/72mmHg。呼吸数24/分。 心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両側の側頭筋と胸鎖乳突筋は軽度萎縮している。両下肢遠位筋は萎縮しており、筋力は徒手筋力テストで3である。四肢の腱反射は低下しており、病的反射を認めない。 血液所見:赤血球 493 万、Hb 14.2 g/dL、Ht 44 %、白血球 5,900、血小板 16 万。 血液生化学所見:総蛋白 6.8 g/dL、アルブミン 4.1 g/dL、AST 40 U/L、ALT 49 U/L、LD 282 U/L (基準 176〜353)、CK 528 U/L(基準 30〜140)、血 糖 103 mg/dL、HbA1c 6.2 % (基準 4.6〜6.2)、Na 142 mEq/L、K 4.0 mEq/L、Cl 103 mEq/L。CRP 0.2 mg/dL。この患者の母指球をハンマーで叩打する前後の写真を示す。叩打後、この肢位が数秒間持続した。この所見はどれか。
76歳の女性。腋窩のしこりを主訴に来院した。初診時、右腋窩に痛みを伴わない直径2cmのリンパ節1個を触知した。経過観察の方針となり1か月後に再診したところリンパ節腫大の増悪を認めたため、担当医はリンパ節生検を行うことが望ましいと判断した。担当医は患者に対して、鑑別すべき疾患、生検の必要性、生検の方法および生検で予想される利益や不利益などについて丁寧に説明した。説明を聞いて患者は「よくわかりました」と答え、生検の同意書に署名した。説明から10日後に生検が予定された。生検の前日に患者が予定外で外来を受診したため、担当医が対応した。患者は担当医に対して、「申し訳ないのですが、やはり検査は受けたくありません」と申し出た。担当医は「明日の検査を受けたくないのですね」と確認した。 次に担当医が患者にかける言葉として適切なのはどれか。
40歳の男性。関節痛と皮疹とを主訴に来院した。以前から皮疹をよく認めていたが、約3か月前から背部の皮疹が拡大してきた。同時期から、手指の関節痛、腰痛および殿部痛を自覚するようになった。貼付剤で様子をみていたが、改善しないため受診した。意識は清明。体温36.5℃。心音と呼吸音とに異常を認めない。上腕部と背部とに皮疹を認める。両手の爪に点状陥凹を認める。両手の示指、中指、環指の遠位指節間関節(DIP関節)および近位指節間関節(PIP関節)に腫脹と圧痛とを認める。アキレス腱付着部に軽度の圧痛を認める。血液所見:赤血球452万、Hb 14.1g/dL、Ht 45%、白血球5,600、血小板16万。免疫血清学所見:CRP 0.3mg/dL、リウマトイド因子(RF)陰性、抗核抗体陰性。背部の写真を別に示す。
この患者でみられる可能性が高いのはどれか。
47歳の女性。右趾の難治性潰瘍と高血糖のため紹介されて来院した。10年前から糖尿病の診断を受けていたが、1年ほど通院していなかった。2か月前に右趾に湯たんぽで熱傷を負い、自宅近くの診療所で処置を受けていた。難治性のため血糖を測定したところ、550mg/dLと高く、紹介されて受診した。身長155cm、体重62kg。血圧156/94mmHg。顔面と下腿とに高度の浮腫を認める。腹部に血管雑音を聴取しない。尿所見:蛋白3+、潜血(-)、沈渣に上皮円柱1個/数視野、脂肪円柱5~9個/各視野、尿蛋白3.8g/日。血液所見:赤血球380万、Hb 11.8g/dL、Ht 37%、白血球5,900、血小板36万。血液生化学所見:総蛋白5.8g/dL、アルブミン2.6g/dL、IgG 1,166mg/dL(基準960~1,960)、IgA 160mg/dL(基準110~410)、IgM 69 mg/dL(基準65~350)、尿素窒素 8mg/dL、クレアチニン0.7mg/dL、HbA1c 13.5%(基準4.6~6.2)、総コレステロール380mg/dL。免疫血清学所見:ASO 200単位(基準250以下)。抗核抗体陰性、CH50 38.4U/mL(基準30~40)。 この患者の治療に有効でないのはどれか。
65歳の男性。人間ドックの腹部超音波検査で異常を指摘されたため受診した。 腹部は平坦、軟で、自発痛と圧痛とを認めない。血液所見:赤血球 480 万、Hb 15.8 g/dL、Ht 46 %、白血球 6,800、血小板 24 万。血液生化学所見:アルブミン 4.3 g/dL、AST 32 U/L、ALT 40 U/L、LD 180 U/L(基準 176〜353)、ALP 212 U/L(基準 115〜359)、γ-GTP 40 U/L (基準 8〜50)、アミラーゼ 73 U/L(基準 37〜160)、CEA 3.2 ng/mL(基準 5.0 以下)、CA19-9 14 U/mL(基準 37 以下)。CRP 0.2 mg/dL。腹部造影CTとMRCP とを示す。病変の質的診断を行うため次に行うべき検査はどれか。
48歳の男性。多尿と血圧上昇とを主訴に来院した。最近、夜間に尿が多く出るようになり、その都度、水をたくさん飲んでいる。家庭血圧も上昇してきたため受診した。2年前に人間ドックで副腎腫瘤を指摘されたがそのままにしていた。家族歴に特記すべきことはない。身長170cm、体重65kg。脈拍68/分、整。血圧172/90mmHg。尿所見:比重1.002、蛋白(-)、糖(±)。血液所見:赤血球460万、Hb 13.7g/dL、Ht 42%、白血球5,400、血小板26万。血液生化学所見:クレアチニン0.8mg/dL、血糖145mg/dL、HbA1c 6.2% (基準4.6~6.2)、Na 143mEq/L、K 3.1mEq/L、Cl 101mEq/L。腹部造影CTを別に示す。
次に行うべき検査はどれか。
32歳の男性。激しい頭痛と意識障害のため救急車で搬入された。現病歴:1週間前から咽頭痛と38℃台の発熱とを自覚していたが、市販薬を内服して様子をみていた。昨日から頭部全体の頭痛を訴えていたが、今朝になって呼びかけに対する反応が鈍くなったため家族が救急車を要請した。既往歴 : 3年前に交通事故で下顎骨骨折。歯科治療中。生活歴 : 喫煙は 20 本/日を 12 年間。飲酒はビール 1,000 mL/日を週回程度で12 年間。家族歴 : 特記すべきことはない。現 症 : 眼を閉じているが呼びかけると開眼する。簡単な質問には返答できるが内容が混乱している。手の挙上など簡単な命令には応じる。体温 40.1 ℃。心拍数136/分、整。血圧 126/72 mmHg。SpO2 98 %8マスクL/分 酸素投与下:。項部硬直と Kernig 徴候を認める。その他の神経学的所見に異常を認めない。
78歳の女性。食欲不振と軽度の全身倦怠感とを主訴に紹介されて来院した。現病歴:4週前に自宅で転倒して尻もちをつき腰痛が出現したため自宅近くの診療所を受診した。腰椎エックス線写真で第1腰椎の圧迫骨折を認め、腰椎骨塩定量検査で骨密度が著明に低下しており、骨粗鬆症と診断された。非ステロイド性抗炎症薬、ビスホスホネート製剤、カルシウム製剤および活性型ビタミンD製剤による治療が開始された。2週後の再診時には腰痛は軽減し、非ステロイド性抗炎症薬は終了となったが、他の薬剤はその後も投与が継続されていた。1週前から食欲不振と軽度の全身怠感とを自覚し持続するため紹介されて受診した。尿検査と血液検査の結果を持参している。
30歳の女性。下腹部痛を主訴に来院した。3日前、左下腹部の痛みで目覚めた。 その後、同じ強さの痛みが持続したため本日(月経周期の 17 日目)受診した。今朝から痛みは軽減している。悪心と嘔吐はない。 4週間前に受けた婦人科健診では子宮と卵巣とに異常を指摘されなかったという。最終月経は17日前から5日間。月経周期は 28 日型、整。身長 160 cm、体重 52 kg。体温 36.5 ℃。脈拍 72/分、整。 血圧 108/68 mmHg。呼吸数 18/分。腹部は平坦、軟で、筋性防御を認めない。内診で左卵巣に軽い圧痛を認める。子宮と右卵巣には異常を認めない。血液所見:赤血球 380 万、Hb 10.4 g/dL、Ht 31 %、白血球 5,800、血小板 16 万。血液生化学所見:総 蛋 白 7.3 g/dL、アルブミン4.3 g/dL、総ビリルビン 0.3 mg/dL、AST 18 U/L、ALT 16 U/L、LD 195 U/L(基準 176〜353)、尿素窒素 18 mg/dL、クレア チニン 0.6 mg/dL。CRP 0.3 mg/dL。妊娠反応陰性。左卵巣の経腟超音波像を示す。適切な対応はどれか。
89歳の女性。左膝の痛みを主訴に来院した。
現病歴:3日前から左膝の痛みと38℃の発熱が出現した。様子をみていたが症状が改善しないため家族とともに受診した。
既往歴:右変形性膝関節症。
生活歴:息子家族と同居。自宅周辺は押し車で散歩する。
家族歴:妹が関節リウマチ。
現症:意識は清明。体温38.7℃。脈拍96/分、整。血圧138/56mmHg。呼吸数18/分。SpO2 97%(room air)。咽頭に発赤を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。左膝関節に発赤、熱感、腫脹、圧痛および膝蓋跳動を認める。
検査所見:血液所見:赤血球404万、Hb. 12.1g/dL、Ht 36 %、白血球6,300、血小板16万。血液生化学所見:総蛋白6.8g/dL、アルブミン3.4g/dL、総ビリルビン0.6mg/dL、AST 14IU/L、ALT 11IU/L、LD 168IU/L(基準176~353)、尿素窒素20mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL、尿酸5.3mg/dL。CRP 2.1mg/dL。左膝関節エックス線写真を撮影後に左膝関節を穿刺し、関節液は黄色混濁である。左膝関節エックス線写真と膝関節刺液のGram染色標本とを別に示す。
74歳の女性。ネフローゼ症候群のために一般病棟に入院中であったが、呼吸困難、低酸素血症および腎機能低下による尿量減少をきたした。胸部エックス線写真で肺うっ血と両側胸水とを認め、心胸郭比は 74 % であった。持続血液透析濾過(CHDF)と呼吸管理とを行うため ICU に入室し、気管挿管下に人工呼吸を開始した。動脈血ガス分析(FIO2 1.0):pH 7.45、PaCO2 32 Torr、PaO2 100 Torr、HCO3- 22 mEq/L。肺胞気-動脈血酸素分圧較差(A-aDO2)は、一般的に PAO2(肺胞気酸素分圧)-PaO2 で表される。 この患者の PAO2 はどれか。ただし、大気圧は 760 Torr、37 ℃での水蒸気圧は 47 Torr、呼吸商は 0.8 とする。
25歳の男性。陰嚢腫大を主訴に来院した。6か月前から陰嚢内に硬結を自覚していたが痛みがないため医療機関を受診していなかった。1か月前から陰嚢内の硬結が腫大してきたため受診した。右精巣は鶏卵大に腫大し圧痛は認めない。陰嚢部超音波検査で右精巣は内部不均一である。胸腹部造影CTで明らかな異常所見を認めない。血液生化学所見:LD 224IU/L(基準176~353)、hCG 0.3mIU/mL(基準0.7以下)、α-フェトプロテイン(AFP)8ng/mL(基準20以下)。右精巣腫瘍と診断し右高位精巣摘除術を施行した。摘出した精巣の病理標本とH-E染色標本とを別に示す。今後の治療方針として無治療経過観察を選択した。
経過観察中に転移再発が生じやすい部位はどれか。
64歳の女性。右腰痛を主訴に来院した。2、3か月前から階段歩行時に動悸を自覚するようになった。今朝、特に誘因なく突然に右腰痛を自覚し、持続するため受診した。症状は体動で変化しない。来院時、意識は清明。体温36.7 ℃。脈拍92/分、不整。血圧138/84mmHg。呼吸数16/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心尖部を最強点とする拡張期ランブルを聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。右肋骨脊柱角に軽度の叩打痛を認める。血液所見:赤血球413万、Hb 11.8g/dL、Ht 35%、白血球11,300、血小板21万、PT-INR 1.0(基準0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白6.0g/dL、アルブミン3.5g/dL、総ビリルビン0.4mg/dL、AST 17IU/L、ALT 23IU/L、LD 855IU/L(基準176~353)、ALP 170IU/L(基準115~359)、CK 42IU/L(基準30~140)、尿素窒素11mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、尿酸4.3mg/dL、血糖98mg/dL、Na 140mEq/L、K 3.8mEq/L、Cl107mEq/L。CRP 1.0mg/dL。心電図、胸部エックス線写真及び腹部造影CTを別に示す。 まず行うべき治療はどれか。
38 歳の女性。眼が見えにくいことを主訴に来院した。2年前から左眼の見えにくさを自覚し、3か月前から右眼も見えにくくなっている。3年前から無月経になっている。意識は清明。身長 164 cm、体重 67 kg。体温 36.1 ℃。脈拍 72/分、整。血圧 132/76 mmHg。呼吸数 16/分。眼底は正常で、眼球運動に制限はなく、対光反射は正常である。血液所見に異常を認めない。血液生化学所見:TSH 1.3μU/mL (基準 0.2〜4.0)、LH 2.4 mIU/mL(基準 1.8〜7.6)、ACTH 29.5 pg/mL(基準 60 以下)、FSH 6.5 mIU/mL(基準 5.2〜14.4)、GH 0.1 ng/mL (基準5以下)、プロラクチン 34.8 ng/mL(基準 15 以下)、FT4 0.9 ng/dL(基準 0.8〜2.2)、インスリン様成長因子-Ⅰ 178 ng/mL(基準 155〜588)、コルチゾール11.2 μg/dL(基準 5.2〜12.6)。矯正視力は右 0.1、左 0.08。視野検査の結果、頭部造影 MRI の冠状断像及び矢状断像を別に示す。
適切な治療はどれか。
28歳の女性。年前から口唇ヘルペスで3回の治療を受けた。歩行時の息苦しさを主訴に受診し、ニューモシスチス肺炎と診断された。ニューモシスチス肺炎の治療と同時に基礎疾患が検索され、HIV感染症と診断された。性交渉のパートナ ーは男性のみで特定の3人である。喫煙は 22 歳から10本/日。飲酒はビール350 mL/日。血液所見:赤血球468万、Hb14.7g/dL、白血球7,600(好中球60%、好酸球3%、好塩基球1%、単球8%、リンパ球28%)、CD4陽性細胞数180/mm3(基準800〜1,200)、血小板15万。血液生化学所見:総ビリルビン0.7mg/dL、AST68U/L、ALT128U/L、LD305U/L(基準176〜353)、尿素窒素15mg/dL、クレアチニン1.0mg/dL。免疫血清学所見:HBs抗原陽性、HBs抗体陰性、HBV-DNA陽性、HCV抗体陰性。この患者の抗HIV治療薬の選択において最も重要なのはどれか。
67歳の女性。息苦しさを主訴に来院した。現病歴:5年前から労作時に呼吸困難を自覚していた。風邪をひくと回復が遅く、自宅近くの診療所で去痰薬の処方を受けていた。2か月前から安静時にも呼吸困難を自覚するようになり、数日前から症状が悪化したため受診した。 既往歴: 60歳から高血圧症にて内服治療中である。生活歴: 喫煙は20本/日を45年間。飲酒は機会飲酒。朝の散歩を日課としていたが2か月前から息苦しいためやめている。 家族歴: 父親が肺癌で死亡。 現症: 意識は清明。身長162cm、体重42kg。体温36.4℃。脈拍64/分、整。 血圧130/72mmHg。呼吸数20/分。SpO2 90%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。胸部の聴診で、心音はI音とII音の減弱を認める。呼吸音は減弱している。 検査所見: 血液所見:赤血球434万、Hb 13.5/dL、Ht 40%、白血球7,400、血小板23万。血液生化学所見:総蛋白6.7g/dL、アルブミン3.7g/dL、総ビリルビン0.5 mg/dL、AST 25IU/L、ALT 30IU/L、LD 195IU/L(基準176~353)、ALP 189IU/L(基準115~359)、クレアチニン0.9mg/dL。CRP 0.2mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.41、PaCO2 55Torr、PaO2 62Torr、HCO3- 34mEq/L。呼吸機能検査:%VC 80%、FEV1% 38%。胸部エックス線写真では両側で肺野の透過性亢進と横隔膜の平低化とを認める。
25歳の女性。呼吸困難を主訴に来院した。5日前から 38 ℃前後の発熱、咽頭痛、上腹部痛および食欲低下があり、3日前に自宅近くの診療所で感冒に伴う胃腸炎と診断され総合感冒薬と整腸薬とを処方されたが症状は改善しなかった。昨夜から前胸部不快感が出現し、本日、呼吸困難が出現したため受診した。既往歴に特記すべきことはない。妊娠歴はない。最終月経は2週間前。意識は清明だが表情は苦悶様。体温 36.8 ℃。脈拍 92/分、整。血圧 72/48 mmHg。呼吸数 36/分。SpO2 82 %(room air)。四肢末梢の冷感を認める。口唇にチアノーゼを認める。頸静脈の怒張を認める。心音にⅢ音とⅣ音とを聴取する。呼吸音は両側で wheezes と coarse crackles とを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血 球 482 万、Hb 14.1 g/dL、Ht 41 %、白血球 14,200、血小板 17 万。血液生化学所 見:総蛋白 6.4 g/dL、アルブミン 3.8 g/dL、総ビリルビン 1.1 mg/dL、AST 519 U/L、ALT 366 U/L、LD 983 U/L(基準 176〜353)、CK 222 U/L (基準 30〜140)、 尿素窒素 23 mg/dL、クレアチニン 1.0 mg/dL、血糖 199 mg/dL、Na 128 mEq/L、 K 4.4 mEq/L、Cl 99 mEq/L。CRP 2.1 mg/dL。心筋トロポニン T 陽性。動脈血ガス分析(room air):pH 7.32、PaCO2 20 Torr、PaO2 55 Torr、HCO3 - 10 mEq/L。 仰臥位のポータブル胸部エックス線写真、心電図及び心エコー図を示す。最も可能性の高い疾患はどれか。
72歳の男性。突然の背部痛と冷汗とを主訴に来院した。
現病歴:本日午後2時、庭仕事中に突然の背部痛と冷汗とを自覚した。背部痛は、痛み始めが最も強く、腰部へ移動した。症状が続くため受診した。
既往歴:53歳時に高血圧症を指摘され自宅近くの診療所に通院中である。
生活歴:夫婦2人暮らし。現在は無職。喫煙は70歳まで25本/日を50年間。飲酒は機会飲酒。
現症:意識は清明。身長158cm、体重60kg。脈拍120/分、整。右上肢血圧178/90mmHg、左上肢血圧172/92mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。
検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球450万、Hb. 13.8g/dL、Ht 42%、白血球11,800(桿状核好中球22%、分葉核好中球40%、好酸球2%、好塩基球1%、単球7%、リンパ球28%)、血小板18万。血液生化学所見:総蛋白6.0g/dL、AST 52IU/L、ALT 55IU/L、LD 290IU/L(基準176~353)、尿素窒素32mg/dL、クレアチニン0.9mg/dL、CK 98IU/L(基準30~140)。胸部CT水平断像、腹部CT水平断像及び胸腹部CT矢状断像を別に示す。
80歳の女性。頭痛、吐き気および下肢のけいれんを主訴に来院した。日中は自宅に一人でおり、夕方帰宅した家族に連れられて受診した。同日の最高気温は 39 ℃で、冷房は使用していなかったという。60 歳から高血圧症のため、降圧薬を内服している。75 歳時に急性心筋梗塞のため冠動脈ステントを留置されている。意識は清明。身長 154 cm、体重 48 kg。体温 37.0 ℃。脈拍 92/分、整。血圧 108/58 mmHg。尿所見:比重 1.020、蛋白(±)、潜血(-)、尿中 Na 15 mEq/L。血液所見:赤血球:490 万、Hb 14.0 g/dL、Ht 43 %、白血球 6,300、血小板 18 万。血液生化学所見:総蛋白 6.8 g/dL、アルブミン 4.2 g/dL、AST 35 U/L、ALT 40 U/L、CK 4,320 U/L(基準 30〜140)、尿素窒素 38 mg/dL、クレアチニン 2.5 mg/dL、尿酸 7.5 mg/dL、Na 140 mEq/L、K5.0 mEq/L、Cl 104 mEq/L。最初に行う輸液の組成として最も適切なのはどれか。
23歳の女性。発熱を主訴に紹介されて来院した。現病歴:3日前の朝、38.2℃の発熱を認めた。市販の解熱鎮痛薬を内服すると、一時的に体温は37℃台前半まで解熱したが、数時間して再び38.5〜40℃に上昇した。今朝からは、悪寒、戦慄を伴う40℃台の発熱が続いたため自宅近くの診療所を受診した。腰部が重苦しいが、頭痛、咽頭痛、鼻汁、咳嗽、胸痛、腹痛および下痢の症状はない。インフルエンザウイルス迅速抗原検査と胸部エックス線撮影で異常を認めなかった。発熱の原因精査のため同時に施行した尿検査と血液検査の結果を持参し、紹介されて受診した。
既往歴 : 小児期にアトピー性皮膚炎。8歳時に中耳炎。
生活歴 : 営業担当事務職員。両親と弟の4人暮らし。
家族歴 : 10 日前に弟が胃腸炎で3日間療養した。
検査所見(持参したもの) : 尿所見:蛋白(+)、糖(-)、潜血1+、白血球2+。赤沈 65 mm/時間。血液所見:赤血球 430 万、Hb 13.5 g/dL、Ht 40 %、白血球12,000(桿状核好中球 15 %、分葉核好中球 60 %、好酸球1%、単球6%、リンパ球18 %)、血小板 38 万。血液生化学所見:総蛋白 7.0 g/dL、アルブミン 4.2 g/dL、AST 28 IU/L、ALT 35 IU/L、LD 210 IU/L (基準 176〜353)、ク レアチニン0.7mg/dL、尿素窒素 14 mg/dL、Na 138 mEq/L、K 4.0 mEq/L、Cl 105 mEq/L。CRP6.5 mg/dL。
現症 : 意識は清明。身長 165 cm、体重 46 kg。体温 39.1 ℃。脈拍 96/分、整。血圧 106/60 mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98 %8room air:。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。
この患者でみられる可能性が高い身体所見はどれか。
23歳の男性。めまい、右難聴および右耳鳴りを主訴に4日前から入院中である。5日前に海外旅行から帰国した。4日前の起床時に右耳でパチンという音がした直後から急に浮動感、右難聴および右耳鳴りが出現した。様子をみていたが軽快しないため同日の午後に受診した。来院時、純音聴力検査で右軽度感音難聴を認めた。頭位変換眼振検査で左向きの水平自発眼振を認めた。右外耳道を加圧すると右向き水平眼振を認めた。即日入院となりベッド上安静で副腎皮質ステロイドと抗めまい薬が投与されたが症状は改善せず、悪心と嘔吐とを伴うめまいは増悪している。本日の純音聴力検査では聴力がさらに低下しており右高度感音難聴を認める。入院時と本日(入院4日目)のオージオグラムを別に示す。診断はどれか。
61歳の男性。腹部膨満感と意識障害とを主訴に家族に連れられて来院した。
現病歴:3か月前から全身倦怠感を自覚していた。1か月前から食欲低下と下腿の浮腫とがあり、2週前から腹部膨満感とふらつきも出現して外出ができなくなった。本日朝から発熱を認め、傾眠状態となったため家族に連れられて受診した。
既往歴:47歳時に人間ドックで肝機能異常と耐糖能異常とを指摘されたが医療機関を受診していなかった。
生活歴:喫煙は20本/日を40年間。脚本家で、若い頃から飲酒をしながら深夜まで仕事をするのが習慣化している。
家族歴:母親が脳出血で死亡。
現症:意識レベルはJCSⅠ-2。身長169cm、体重79kg。体温37.9℃。脈拍84/分、整。血圧134/78mmHg。呼吸数16/分。SpO2 98 %(room air)。眼瞼結膜は貧血様である。眼球結膜に黄染を認める。呼気にアンモニア臭を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は膨隆しているが軟で、波動を認める。圧痛と筋性防御とを認めない。直腸指診で黒色便の付着を認める。四肢に運動麻痺はなく、下腿に浮腫を認める。
検査所見:血液所見:赤血球328万、Hb. 8.8g/dL、Ht 27%、白血球9,500(桿状核好中球31%、分葉核好中球44%、好酸球1%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球17%)、血小板9万、PT 48%(基準80~120)。血液生化学所見:総蛋白6.4g/dL、アルブミン2.5g/dL、総ビリルビン6.9mg/dL、直接ビリルビン4.7mg/dL、AST 118IU/L、ALT 96IU/L、LD 377IU/L(基準176~353)、ALP 683IU/L(基準115~359)、γ-GTP 332IU/L(基準8~50)、アミラーゼ50IU/L(基準37~160)、尿素窒素52mg/dL、クレアチニン1.1mg/dL、尿酸6.9mg/dL、血糖100mg/dL、HbA1c. 7.3%(基準4.6~6.2)、総コレステロール156mg/dL、トリグリセリド90mg/dL、Na. 131mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 96mEq/L。CRP 2.4mg/dL。頭部CTで異常を認めない。腹部造影CTを別に示す。
30歳の女性。咽頭痛と開口障害とを主訴に来院した。5日前から咽頭痛と軽度の発熱があったため自宅近くの医療機関を受診し、抗菌薬と解熱鎮痛薬の内服治療を受けていた。昨日から開口障害と摂食困難とが出現したため受診した。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。頸部リンパ節と肝・脾とを触知しない。血液所見:赤血球 480 万、Hb 13.0 g/dL、白血球 16,800(桿状核好中球 30 %、分葉核好中球 52 %、 好酸球1%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球 10 %)、血小板 21 万。血液生化学 所見:AST 30 U/L、ALT 28 U/L。CRP 14 mg/dL。口腔内写真を示す。診断はどれか。
救急外来で小児を診察した研修医から指導医への報告を次に示す。研修医 「3歳の男の子です。本日18時に突然腹痛が出現したため来院しました。痛みの部位ははっきりしません。全身状態は良好で嘔吐や発熱はなく、 身体所見では腹部膨満があります。腸雑音は異常ありませんでした。鑑別のため腹部エックス線撮影、腹部超音波検査、血液検査を行いたいと思います」 指導医 「排便の状況はどうですか」 研修医 「排便は3日間ないそうです」 指導医 「腹部の圧痛や反跳痛はありますか」 研修医 「どちらもありませんでした」 指導医 「検査より先に行う処置は何かありますか」 研修医 「(ア)が良いと思います」 指導医 「そうですね。では一緒に診察に行きましょう」 研修医の正しい判断として(ア)にあてはまるのはどれか。
56歳の男性。四肢の筋けいれんを主訴に来院した。炎天下で道路工事をしていた。午後になり、気分不快とふらつきが出現し、四肢に筋けいれんが生じるようになってきたため同僚に付き添われて受診した。朝から尿が出ていないという。意識レベルはJCSⅠ-2。体温37.2℃。脈拍100/分、整。血圧104/70mmHg。呼吸数18/分。皮膚、口腔粘膜、舌および腋窩は乾燥している。頸静脈の虚脱を認める。血液生化学所見:総蛋白8.3g/dL、アルブミン4.5g/dL、血糖98mg/dL、尿素窒素46mg/dL、クレアチニン2.0mg/dL、尿酸7.8mg/dL、Na. 138mEq/L、K 4.8mEq/L、Cl 98mEq/L。
治療として適切なのはどれか。
41歳の女性。喘鳴と呼吸困難とを主訴に来院した。1年前から感冒に罹患すると咳が長引くことが多く、一度、市販の解熱薬を服用した際に呼吸困難で、自宅近くの診療所を受診したことがあった。2日前から咽頭痛、鼻汁および発熱が出現し、その後、咳嗽、呼吸困難および喘鳴も出現した。本日の午前1時ころから呼吸困難が著明となったため、午前2時に救急外来を受診した。25歳からアレルギー性鼻炎を指摘されている。喫煙歴と飲酒歴はない。喘鳴と呼吸困難とを認めるが会話はかろうじて可能である。体温38.2 ℃。SpO2 88%(room air)。両側の胸部で呼気時のwheezes を聴取する。胸部エックス線写真で異常を認めない。酸素投与を開始した。 次に行うべき治療はどれか。